間もなくGW 新入社員にとって、、、
“ひふみん”の愛称で親しまれる加藤一二三氏。
将棋のプロ棋士として当時の史上最年少だった14歳7ヶ月でデビュー。昨年2017年、惜しまれつつも77歳で引退。
その後は、優しい人柄などが親しまれ、バラエティに講演、歌手など多岐に活躍の場を拡げられ、あらたなブームをつくられている。
そんな、加藤氏は、60年以上もの長い間、プロ棋士として第一線で活躍してこられた。
しかし、加藤氏にも、なかなか勝てない時期があったという。
そんな悩み抜いているところに、先輩棋士から一枚の色紙が手渡された。
そこには「潜龍」との文字が、、、
龍はいったん空へ舞い上がれば、どこまでも飛翔していく。その日のために“今は、じっと力をためて潜む時だ”との励ましだった。
加藤氏は“ありのままの自分を肯定してくれた”と感じ、自信を取り戻し、その後、名人位など五つのタイトルを獲得。
通算対局数2505局は、歴代1位の記録となった(『鬼才伝説』中央公論新社)。
たった一言の励ましが、人の人生を大きく変えることがある。
励ましは、形でも、回数でもない。言葉に込められた思いの深さが相手の心を揺さぶる。
とはいえ、簡単なことではないだろう。人の機微に心砕き、時には寄りそい、時には叱咤激励する。
新入社員が入社してきて、もうすぐ1ヵ月が経とうとしている。
学生から社会へと新しい出発をした新社会人にとって、この1ヵ月は長かったのか、あっという間だったのか様々だろう。
そんな彼ら彼女らに、ゴールデンウィークという長期休暇が、良き休暇となるのか、緊張の糸を緩ませモチベーション下げるような結果になってしまうのか。
新入社員の離職率が問題になっている昨今。どうGWを迎えるか。今週の働きかけが重要なのかもしれない。