今注目のオウンドメディア 取り組むメリットとは!?
採用にもマーケティングは必要ということで
前回は、オウンドメディアがいま注目されている理由についてお話ししました。
では本日は、なぜ企業がオウンドメディアを取り組むのか!?
その理由を簡単にまとめていきましょう。
今までモノを売るにしろ、採用にしろ、人を集める集客・注目を集める手法として、ビジネスは広告依存になっていました。
TV・週刊誌・電車中吊りなどリアルなメディアや、WEBにおいてリスティングなど広告依存は、経費の上で頭の痛い問題です。オウンドメディアに取り組む事で、この広告費依存体質から脱出する事ができるいうになったのです。
オウンドメディアに、コンテンツを蓄積すると自然検索での流入が増えて行きます。広告は止めてしまうと、売上が落ちますが、オウンドメディアは、ストック効果があるので、広告と違って更新を止めても、アクセスが維持されます。過去の記事であっても、検索やSNS経由で読まれるからです。オウンドメディアは、まさに、顧客を生み出すコンテンツ資産を貯める事と同じなのです。
2つめの重要なポイントは、ブランドの構築です。
オウンドメディアに専門性の高い記事を蓄積する事で、読者が繰り返し訪問して記事を読むようになります。
記事による「役に立つ情報の提供」によって、皆さんの会社が「専門家」として認識され、信用されるようになるのです。
3つめのポイントは、顧客ロイヤルティ(忠誠心や愛着)を高められることです。
顧客に役に立つ情報を出し続けると、「こんなに役立つ情報を惜しげもなく提供してくれるなんて、いい会社に違いない」という印象を与え、顧客のロイヤルティが高まっていくのです。
ロイヤルティはビジネスにさまざまなメリットをもたらします。たとえば、他社との比較検討がされにくい、価格競争に巻き込まれにくい、継続発注をもらいやすいなどです。
4つめは、幅広い地域をターゲットにビジネスを展開できることです。
オウンドメディアを活用する事で、宮崎の企業が東京の一流企業と取引をしたり、東京の会社が地方のメーカーと取引をしたりする例が出ています。また、これまで海外進出は非常にハードルの高いものでしたが、オウンドメディアを多言語で展開することで海外からの問合せを獲得する事も可能です。
それでは、実際にオウンドメディアを運営している会社を見ながら、同業他社がどのようなメディアを運営しているのかチェックしましょう。
オウンドメディアミー(http://www.ownedmedia.me/)や、Naverまとめの記事(http://matome.naver.jp/odai/2142617516019848901)などを参考にしてもいいと思います。
また、オウンドメディアの上級編の使い方としては、ライオンの暮らしの情報サイトLidea(リディア)が挙げられます。洗濯、掃除、歯とお口の健康、からだの健康・美容、子育ての5分野について、くらしの中で生じる疑問や悩みに応えるコンテンツを出しています。
DMPと呼ばれる顧客データを蓄積する仕組みを導入していて、ビックデータ解析や広告との連動なども視野にいれた大変先進的な取り組みになっています。ライオンのようなメーカーが、顧客データを直接収集する動きとして大変注目されています。
http://www.lion.co.jp/ja/company/press/2014/1294
https://markezine.jp/article/detail/21215