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コラム

努力することの大切さ、仕事への姿勢 そこからの教育

19年の女子ワールドカップ(W杯)フランス大会予選を兼ねた女子アジア杯が4月6日に開幕。
決勝まで勝ち進んだなでしこジャパンは、現地時間4月20日オーストラリアを1-0で破り、2大会連続2度目の優勝を遂げた。
W杯優勝メンバーと期待の若手が融合した“なでしこジャパン”は、来年のW杯フランス大会に、アジア王者として出場。


各チームのエース級が集まる日本代表だが、高倉麻子監督は“選手の心構えによって、その後が決まる”と語っている。
それは「自分が納得したい」とプレーするか、「人に認められたい」とプレーするか。


そして、その違いは、例えば、試合に出場できない時の行動に表れるという。


出場の有無にかかわらず、自分が納得できるまで練習する選手。
一方で“あの子が出ているのに、なぜ私が出られないの?”との思いに縛られている選手。
後者の場合、いつしか「成長は止まってしまう」(『個を生かし和を奏でる』徳間書店)


他者の評価ばかりを気にするのは、周囲の環境に幸不幸を左右される生き方。
そこから脱却し、自分が満足し充実できるかを基準に置く時、成長への回転が加速する。


アスリートなど、日々自己との戦いを強いられてきたものであれば、自己との戦いに向き合う勇気を養ってきただろう。


しかし、近年の教育では順位をつけることを悪のように考える風潮があり、運動会で順位をつけないということを耳にする。
ひとつの教育方針であるので批判するつもりはないが、物事を成し遂げるため努力すること、挫折から起き上がる力などは養えているのだろうか。


『最も難しい勝利』とは何か。それは『自分に勝つ』こと以外にない。と言った方がいるが、学校ではなく、社会で、そのように向き合う姿勢から教えなければいけないと考えると、、、正直ゾッとする。


とはいえ、先日、今年の新卒入社組8名の内1名が退社した。
経営者として頭痛い事実である。
また、その退職を親が後押ししている状態と聞いて、二重のショックでした。


努力することの大切さ、仕事への姿勢など そこからの教育なのだと痛感させられました。
仕事の遣り甲斐、楽しさを教えてあげたいとつくづく思う今日この頃です。

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