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コラム

スヌーピーから学ぶ「誰だってちょっと落ちこぼれ」

主人公のチャーリー・ブラウン、犬のスヌーピーなどキャラクターが実に愛らしい米国の名作漫画「ピーナッツ」。
世界中に愛読者を持ち、子供たちから大人まで幅広い年齢層から愛されている「ピーナッツ(スヌーピー)」は、日本で本年2018年“上陸50周年”を迎える。


愛らしいキャラクターの印象から児童書のイメージが強いが、日本で初めて同作を翻訳した詩人の谷川俊太郎氏は「大人のためのマンガ」と言う。


本作主人公のスヌーピーは、犬である自分の“欠点”さえも面白がる。
心理学者・河合隼雄氏はスヌーピーのあり方を通し、「きのうも失敗、きょうも失敗、だけど、それにめげないで、むしろ、そういう自分をおもしろがっていけば、気も休まってきます。そういう力、才能があれば、人間は簡単にはくじけません」と述べている。(『誰だってちょっと落ちこぼれ』河合隼雄・谷川俊太郎著、講談社)


苦難と無縁な人生などないし、苦難自体が「不幸」でもない。「心が縛られた」状態が不幸なのだ。
反対に、苦難に置かれた自分を客観視し、その意味を捉え返す力があれば、成長へのバネとしていける。
心のありようで、事態の受けとめ方、捉え方、そして立ち向かう姿勢を大きく変えるということを教えてもらっているようだ。


昨今のビジネスでは、世界的視野また時流を読むスピード感覚などを求められ、クオーター(quarter)3ヵ月ターンでの成果を求められる風潮もみうける。
そこには、心配を恐れ、保守的に今まで通りにしている方が、、、というチャレンジできない雰囲気を生んでいるのかもしれない。


単純にクオーター(3ヵ月)だけで見る考え方と、1年~3年の裁量をもたせての逆算としてのクオーター(3ヵ月)では、見る視野、また目標設定など大きく変わることだろう。


社員を育てるため、会社が取り組むべきは、目先の成果成果だけではなく、長期的に考えて会社の屋台骨として将来の人材へと育てていこうという関わり方が求められているように感じる。

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